(2)居場所
この半年程前。。。
車の免許を取るべく4月からいろいろなアルバイトに手を出すも長続きせず、挙句の果てには似非パチプロ生活を送ってしまっていた僕に一つの転機が訪れる。
そろそろこの不安定な生活をなんとかしたい。。。
専門科目が3、4年生の授業に集中しているため、なんとか1、2年生のうちに免許を取らなくてはいけない。なのにもう1年生も半年が過ぎようとしていた。
これではいけないと思い、コンビニに置いてあるフリーのアルバイト情報誌を隅から隅まで読み漁った。
今までは先輩にいろいろ紹介してもらっていたのだが、バツの悪い辞め方をしてしまったりで、なかなか次もよろしくとは言えない状況だったからなのだが。。。
そして、いろいろ見ているうちに、あるアルバイト先に目が留まった。
"C"と言うお好み焼き屋だった。
「ここのお好み焼きうまいぞ!まかないもあるし。。。」
意外に食通でもあるN村さんの助言と、その店情報に不思議と引き寄せられてしまった僕の心に導かれるように。。。
気付いたら"C"に面接に行っていた。
考えてみると、自分でアルバイト先を発掘し本格的な面接をしたのはこれが初めてだった。
本格的とは言っても、ただ履歴書を眺め簡単な質問を受けるだけの簡易的なものに変わりはないが。。。
「数日後に結果を連絡しますので。。。」
この言葉で妙に興奮したのを覚えている。
結果は、何ともあっさり採用であった!
ここでの仕事内容は大きく分けて、ホール、調理場、焼き場の3つ。
オープンキッチンで、大きな鉄板を囲むようにカウンター席があり、それをさらに囲むようにホール席と座敷席が設けられている店内。
調理場の人間が焼き場に具材を提供し、焼き場の人間がお客を目の前にしてそれらを焼き上げ、ホールがテーブルに運んでいく。これがこの店での基本的なスタイルだ。
しかもなぜか飲み屋街の一角にあるこのお好み焼き屋。
近所のお店に出前をすることもあった。
場所も変わっていれば、そこで働く人々も変わっていた!
同じ大学、他大学、高校生に社会人まで。。。
どいつもこいつも、個性が強い連中ばかりが集まって来るところだった。
そのためか、毎日が刺激的でいつしかその仕事に魅了されていく自分がいた。
「バイトだけどバイトじゃない!」
(バイトでも社員並に責任をもって仕事をするの意)
という名言(迷言?)を残すぐらいのめりこんだ。
仕事も、人間関係も。。。
結局1年半もの間、この"C"でアルバイトをすることになるのだが、週に5日はここへ通っていた。
僕が2年生になる頃には、すでに自分の一番の居場所となっているのだった。。。
→君がいなくなった日。。。(3)につづく。
この半年程前。。。
車の免許を取るべく4月からいろいろなアルバイトに手を出すも長続きせず、挙句の果てには似非パチプロ生活を送ってしまっていた僕に一つの転機が訪れる。
そろそろこの不安定な生活をなんとかしたい。。。
専門科目が3、4年生の授業に集中しているため、なんとか1、2年生のうちに免許を取らなくてはいけない。なのにもう1年生も半年が過ぎようとしていた。
これではいけないと思い、コンビニに置いてあるフリーのアルバイト情報誌を隅から隅まで読み漁った。
今までは先輩にいろいろ紹介してもらっていたのだが、バツの悪い辞め方をしてしまったりで、なかなか次もよろしくとは言えない状況だったからなのだが。。。
そして、いろいろ見ているうちに、あるアルバイト先に目が留まった。
"C"と言うお好み焼き屋だった。
「ここのお好み焼きうまいぞ!まかないもあるし。。。」
意外に食通でもあるN村さんの助言と、その店情報に不思議と引き寄せられてしまった僕の心に導かれるように。。。
気付いたら"C"に面接に行っていた。
考えてみると、自分でアルバイト先を発掘し本格的な面接をしたのはこれが初めてだった。
本格的とは言っても、ただ履歴書を眺め簡単な質問を受けるだけの簡易的なものに変わりはないが。。。
「数日後に結果を連絡しますので。。。」
この言葉で妙に興奮したのを覚えている。
結果は、何ともあっさり採用であった!
ここでの仕事内容は大きく分けて、ホール、調理場、焼き場の3つ。
オープンキッチンで、大きな鉄板を囲むようにカウンター席があり、それをさらに囲むようにホール席と座敷席が設けられている店内。
調理場の人間が焼き場に具材を提供し、焼き場の人間がお客を目の前にしてそれらを焼き上げ、ホールがテーブルに運んでいく。これがこの店での基本的なスタイルだ。
しかもなぜか飲み屋街の一角にあるこのお好み焼き屋。
近所のお店に出前をすることもあった。
場所も変わっていれば、そこで働く人々も変わっていた!
同じ大学、他大学、高校生に社会人まで。。。
どいつもこいつも、個性が強い連中ばかりが集まって来るところだった。
そのためか、毎日が刺激的でいつしかその仕事に魅了されていく自分がいた。
「バイトだけどバイトじゃない!」
(バイトでも社員並に責任をもって仕事をするの意)
という名言(迷言?)を残すぐらいのめりこんだ。
仕事も、人間関係も。。。
結局1年半もの間、この"C"でアルバイトをすることになるのだが、週に5日はここへ通っていた。
僕が2年生になる頃には、すでに自分の一番の居場所となっているのだった。。。
→君がいなくなった日。。。(3)につづく。











